1歳8カ月

イタリアと日本のハーフ1歳8カ月の男の子はどれくらいしゃべれるのか

Ciao!イタリア人建築士のえぬちゃん、1歳8カ月の可愛い息子、ぴこちゃんと暮らす日本人妻、YUです。 本日は最近めっきりおしゃべりが上手になってきたピコちゃんのボキャブラリーについて。 ハーフの子はしゃべりだすのが遅い? よく、ハーフの子どもは2つの言葉が飛び交う中で生活するから言葉が遅いっていいますよね。私は保育園に早くからいれて、特にピコちゃんが11月生まれだったので月齢が低いクラスにいて、同じ11月生まれかそれより後に生まれた子を毎日見てきて、こどもはそれぞれできるのが早い子、遅い子、人見知りな子、ずっと笑ってる子皆違うんだな。と実感してきました(ネット情報よりもリアル情報が毎日入ってくる)。そのため、他の子より遅いかどうかと言うのは意識してこなかったのですが、最近急に言葉を覚えるスピードがはやくなったので、この「言葉を覚えたいモード」というかマイブームみたいになるタイミングが皆違うんだな、と思っている今日この頃なのです。 一般的な研究によると、毎日15分話しかける位の語数を浴びせてあげれば子どもの脳は発達するとか。逆にそれ以下にならないように接する、かつそれは電話とかでなく直接のコミュニケーションとしてしていくという。家事をしながら、とかではなかなか難しいかも知れないな、というレベルですよね15分って。 我が家の話しかけている量について 我が家は朝6時~7時くらいにピコちゃんが目覚めて、私が歯を磨いたりトイレに入ったり、ご飯を準備しながら計1分くらい話しかける→7:30にえぬちゃんが目覚めてご飯を食べさせ、8:20位まで遊ぶ。アクティブに遊んでいるので話しかけているのはこれで10分くらい? そして私が5分間話しかけながら保育園に登園。保育園でも色々話しかけてもらっていることを考えると、余裕で15分は話しかけていますね!家に帰ってお風呂で20分話しかけ、ご飯を20分話しかけて食べ、30分遊び、その後1時間くらい絵本を読んだり話しかけて寝かしつけ・・・結構話してるなあと思います、結果的に。でも改めて考えるとイタリア語の割合少ない!私が知っている言葉を教えると、たぶんそれが何語かわからないままその呼び方はこれだ!と言わんばかりにそればっかり言います。現時点で話すのは下記の通り。 ・おはよう ・ねんね ・バイバイ ・パパ ・ママ ・ばあば ・じいじ ・妹の名前 ・姉の名前 ・バナナ ・パン ・ポテト ・アイス ・チーズ ・にゅうにゅう ・おもい ・いたい ・あし ・てって ・あたま ・アンパンマン ・ばいきんまん ・きん(どきんちゃん) ・ぷちゅーん(スプーン) ・ないね ・あけて ・おちた ・おちちゃった ・ごろーん ・ばしゅ(バス) ・ばんぷ(ジャンプ) ・バンプ(ダンプ) ・あお ・あか ・ぴよぴよ ・がおー ・ぶーぶー ・ぱーぽー ・ぴしっ(敬礼) ・蚊 ・へそ ・ママの ・しぇんしぇい(先生) ・はっぱ ・っと(そと) ・あっち ・ここ ・こっち ・のんのんの ・ちんちん ・パンツ ・パッタイ(もう一回) ・くさい ・ブロック ・にゃーにゃ ・わんわん ・ぱずる ・ボード ・ないない ・おいしいね ・あっちっち ・どうぞ ・ノンノ ・ノンナ ・アプリ(あけて) ・ボーノ ・ラッテ ・ぐらっつぇ ・ハッピー 話しかけている割合に沿ったボキャブラリーな気がします。 ぜんっぜんイタリア語を話さないうちはえぬちゃんもめんどくさがっていたものの、ピコちゃんがイタリア語を話せるようになってくるとうれしくて、覚えさせようと一生懸命話しかけます。 言葉を覚え始めた時の会話は可愛くてしょうがない 中でも最近覚えた「ぷちゅーん(スプーン)」と、頻度高く言う「パッタイ(もう一回)」が可愛くてしょうがありません。スコップも、料理のへらも全部ぷちゅーんです。本人はいたって真剣なので怒りながら「ぷちゅーん!ないね-!」などと怒っているときもあって。ニヤニヤしてしまいます。下記、よくある一幕。 (ぴこ)「にゅうにゅうおいしいね~」 (YU)「おいしいねー、たくさん飲んだね」 (ぴこ)「ぱったい!ぱったい!」 (YU)「はいはい、おかわりねー、ちょっと待っててね~」 (ぴこ)「ないねー、にゅうにゅうないね~」 (YU)「はいどうぞ~」 (ぴこ)「おいしいねー!ままもー!どうぞ~おいしいね~!」 (YU)「ありがとう~おいしいね~」 (ぴこ)「あんぱんまん!」 (YU)「アンパンマン?アンパンマンないよ~ご飯食べてね~」 (ぴこ)「あんっぱんっまん!ないね!あんぱんまんー!」 (YU)「あそびたいの?アンパンマン見たいの?」 (ぴこ)「あっち!あっち!」 基本全ての会話の後半はアンパンマン。困ったらアンパンマン。うれしかったらアンパンマン。それいけ皆のアンパンマン。昨日の保育園の連絡ノートにも、どんな会話にも「アンパンマン!」と返してくるアンパンマンLOVEなぴこ君です。と書いてありました。大丈夫かしら。 えぬちゃんはあまりにもアンパンマンを連発するピコちゃんを心配しています。   好きな人の前で好きな言葉しか話さない無垢な子供たち この月齢だと言葉って、気を許してる人の前で、かつとっても興味があるものやスキなものじゃないと言わないと思うのですが(ぴこちゃんは気を許した人の前じゃないと笑顔も見せないシャイボーイなのでそう思うのかも)、だからこそ周りと比べてどうとかって考える必要ないなと思います。 早めにケアした方がいい病気とかだったら、きちんと定期検診を受けて普段の気になることを全部伝えれば大丈夫だと思いますし!子どもだけの問題じゃなくて、家庭環境で不安なことを伝えても、精神科の保健師さんと面談をさせてくれたり。最近は子どもが少なくて、特に都市部では子育て世帯を取り込みたいからこういうケアは本当にたくさんあって。自治体に悩みを相談すれば何かしら専門家を呼んでくださいますよ、無料で!子どもがいて外に相談に行けなければ家に来てもらえますし、保健師さんはベテランで一生懸命な方ばかり。新宿区で務めてる保健師さんや助産師さんは、ボランティアかな?と言うくらいベテランで、一生懸命な方ばかり。出産後の家に訪問してくれるサービスでは、おしりのかぶれから体重の増え方まで、何でも力強いアドバイスをもらえてどれだけほっとしたか・・・!ネットの情報も大切ですが、子どもによって全てが変わるので、困ったらベテランの専門の人に聞きましょう!気にするレベルで問題なのか、個性なのかは一定の指標があるので安心できますよ。   何をするにも武器になる言語能力を増やすには ピコちゃんの周りにはたくさんハーフの人がいて、多言語を操っている人ばかりで。私の周りにも英語がネイティブなだけでなく第2外国語を話せる人もたくさんいて、そういう人に会うたびにどうやって学んだか、どういう環境で育ったのか聞くのですが、みんな口をそろえて言うのは、 ・必要だったら自然と覚える ・英語は簡単だからいつからでも学べるし話せるようになるけど日本語は難しいから幼いころに学んでわかっておいたほうがいい ということ。たしかに日本語はあいまいな難しいルールだからえぬちゃんが日本語の学校に行ってる時の宿題が、日本語を構造的に説明しているものだったのですがそれの答えがはっきりと答えられなくて。感覚的じゃないと日本語はとっても難しいなと思ったのです。 まあ、イタリア語も女性名詞男性名詞などあるし活用の仕方、近過去など、英語を学んだあとでは逆にこんがらがって難しい内容だったからどうにかしてイタリア語もしゃべれるようにしとかないと、と思ってます。イタリア語がわかればフランス語やスペイン語も簡単に追加で勉強できますし。 4歳くらいになったら、イタリア政府が運営しているイタリア文化会館の幼児向けイタリア学校に通って、言葉だけでなく文化やイタリア人の友達もできれば楽しくイタリアの文化も身につけれるのかな、と思ってます。夏休みだけイタリアに行くでもいいし。言葉が苦手で可能性がつぶれるのはすごくもったいないですもんね。あくまでツールの一つとして、言葉をたくさん持たせて社会にとびこんでいってもらえるように!ママもパパも勉強頑張るよぴこちゃん!ピコちゃんが学校通い始めたら私もイタリア語を習い始めたい…。 子供ができて、いろんな「やりたい」が増えて、世界がどんどん広がっていきます。毎日毎日新しい世界を見せて希望を持たせてくれるピコちゃんに感謝感謝。可愛い可愛い。ずーっとかわいい。   それではCiao Ciao~! YU