イタリアレシピ

岩鋳のオイルプレートグリルで野菜は甘く、お肉はジューシーに焼けました

Ciao!イタリア人建築士兼フォトグラファーのえぬちゃん、1歳9カ月の可愛いいたずらBoy、ピコちゃんと暮らす日本人妻、YUです。先日の岩手旅行で岩鋳の工房に行った際に購入した、オイルプレートグリル(四角)をつい使ってみました。ちなみにこちらのプレート、丸形もあるのですが、私は断然スクエアを推します。なぜなら、ズッキーニやナスなどを焼く場合は丸形だと長さが足りない!ついでにとってもシンプルなイタリア風野菜とチキングリルの作り方もご紹介します~ 南部鉄器のオイルグリルプレートとは こちらがその南部鉄器のオイルグリルプレート!美しい・・・正直とっても重いですが、このどっしり館が何とも無骨で器用じゃない感じが、それでいてグリルすることには誰にも負けないぞという佇まいがたまりません。テンションMAX。熱を蓄える力が強い南部鉄器。あっつあつにフライパンを熱しても食材をいれたら温度が急降下して、その最初の勢いを保てなくなるなんて柔なもんじゃございません。熱烈なラブコールを付き合ったらやめてしまうようなつまらないタイプではなく、永遠にあっつあつでお料理を仕上げてくれる情熱的なヤツのですよ。かつ、グリルと言うことでこのなみなみノおかげで不要な油は落としてヘルシーかつかつジューシーに。溝にしたたり落ちた油がじゅわっと煙を生むので、それによって香ばしいスモーキーな食欲をそそる匂いを食材に纏わせます。とはいえ燻製機のように煙をもくもく立たせるものではないので安心です。前述したとおりとっても重いのですが、グリルプレートなので振ったりする必要はなくじっくり日を通していきます。なので取っ手も最小で場所をとりません。最高ですね。ちなみに3.15.kg握力15キロの非力な私では片手では到底動かせませんが、いいんです。洗うときもお湯に浸けて置いて洗うし。水気を飛ばすためにすぐ空炊きするのでふきんで拭く必要もないですし。盲目状態。 オイルグリルプレートの使い始め方 さて、夢の岩鋳のオイルグリルプレートをゲットし、初めて使うどきどきの瞬間。説明書にも、公式HPにも記載のあるとおり、まずお湯で洗います。なんとなく、工場から出てきたものを洗剤無しで洗いを終了させるのは不安になりますが・・・熱するので大丈夫ですね。そして空だきして水分を飛ばし、油を引きます。溝があるので難しい・・・キッチンベーパーに油を染みこませて全ての溝に行き渡るように油を引きました。そして熱します・・・結構時間がかかる気がする・・・けどその間に捨て野菜の端っこを準備。葉物がなかったので、グリルする予定のズッキーニの上と下の切れ端を薄めに切って数を増やしました。そしてネギの青い部分の中の捨てる部分。少ないけど大丈夫かしら?そしていい感じに熱してきたので捨て野菜を投下!むむ、またもや溝のせいで難しい・・・そもそもグリルプレートは捨て野菜で炒める油ならしはいらないのかしら?ということで岩鋳に電話。均等に慣らせた感じはしないのですが、どうせこれからズッキーニとナスをグリルするから最終グリルのチキンまでには慣れるでしょう、ということでOK.溝で直接プレートに当たらない部分があるけど大丈夫かな~?と不安でしたが、全然大丈夫。むしろいつもより熱が通るのが早いし、ぶよぶよになりすぎずしゃっきりしてるというか・・・とりあえずおいしそう。 ズッキーニのグリルのレシピ レシピって程ではございませんが、いつもえぬちゃんファミリーがこれで食べてておいしいのです。 ズッキーニを洗って、ヘタとおしりの所を切り落とす 縦にスライスする。オススメは8mm位?ぶ厚いと食感があっておいしいです。 オリーブオイルを薄くしいたグリルパン(普通のフライパンでも)に並べ、上から軽く押す(浮いた場所をなくすため) 上から塩を振りかけ、ブラックペッパーをかける ズッキーニがサウナみたいに汗をかいて、きれいな焼き目が付いたらひっくり返し、軽く押す しばらく置いて、きれいな焼き目が付いて、持ったら少ししなるくらい位火が通ったら完成。焼き具合はお好みですが焼きすぎない方が食感が残っておいしい。新鮮なズッキーニなら半生でもおいしいくらいです。 早速できあがったものを小さくカットし、ぴこちゃんにどうぞ。(ぴこ)「あっちっち!」べー食べてくれませんでした。フーフーしてもう熱くないのに。この可愛い猫舌ちゃんめ。遊びに来ていた私の妹とできたてを味見。(妹)「なんか甘い!甘くない?」(YU)「うん!なんか甘いね!」(ぴこ)「あっちっち!あついね~」全然調理器具に興味なしの妹も自ら甘いと言うくらい、歴然とした違い。そう、甘さが引き出されている・・・!私のときめきは高まるばかりです。そして同じ要領でナスも焼きます。ちなみに、ナスに関しては熱を入れる場合は洗う必要はないそうです。ですが切った瞬間にフライパンなどに入れましょう。突然赤ちゃんが泣き出した!宅配便が!という場合は、水にさらしましょうね。水にさらすと栄養素ダダ漏れなので個人的には反対派です。 チキンのグリルのレシピ 実はこのオイルグリルプレート使い始め祭りの日、妹が来るので、いつもより早めにピコちゃんをお迎えに行っていました。帰って、お風呂に入る前にチキンの下味付けをし、お風呂に入り、上記の野菜のグリルをして、計1時間くらい下味を付けていました。 チキンをひらき、均等な厚みにする(今回は胸肉の皮なし) 塩を表と裏それぞれに振り、こすりつける(ポイント)。ブラックペッパーも振る。 好きなハーブ(今回はローズマリー)を表と裏にぱらぱらと振り、トントンと押す ニンニクスライスを表と裏に貼り付ける レモンを絞るorポッカレモンなどを表と裏にバシャシャッとかける。多めだと酸っぱいのでこれもお好み。ちなみにえぬちゃんは鶏焼きすぎくらいが好みなのですが、理由は鶏特有の臭さを感じたくないから。私はジューシーに仕上げたい派なので、臭みを良く焼きで抹殺するのではなくレモンかバルサミコ酢でやっつけます。 オリーブオイルを表と裏にたっぷりかけ、もみもみします。軽くでOK。オイルは細胞にはいっていかないので・・・ バットにうつし、ラップをかけてエアコンがキンキンな部屋なら常温で。私はステーキ等の時は絶対お肉を常温に戻すので、冷蔵庫にはいれません。 1時間ほどほっとく 油がならされたグリルプレートorフライパンを充分に熱し、チキンを投入。決して動かさない。 まわりがちりちりしてうっすら上の面も白くなってきたらひっくり返します。 横から見てピンクの部分が見えなくなったら、プレートからおろし、 アルミホイルに包んで休ませます。余熱でジューシーに仕上げます。 できあがり(切ってみて生じゃないことを確認しましょう) いやぁ、美味しい。鉄で焼くとテフロンとかとは全然違う。ジュワっと油を弾くぐらいの熱で炙られてるような煙もしかり。匂いが香ばしいですね。買ったこだわりの鉄板がすごくいいもので、幸せー♥Ciao ciao〜YU