出産に向けた病院選び

出産に向けた病院選び

わたしは1つ上の姉がいるのですが、今日から新生児期を明けた赤ちゃんがいます。毎日話してて、ぴこちゃんの新生児期から一年も経ってないのに、懐かしいなーとキュンとしています。とはいえ、その新生児期スタートはもちろん出産を終えてですよね。

まだこれから出産を控えてる方には本当に不安と楽しみと緊張と、複雑な心境だと思います。今回はわたしの出産の舞台である、病院選びについて書いて行きます。出産ができる病院は年々減っています。助産院、個人病院、総合病院、大学病院。検診を受ける中で、どういったポイントを確認していい病院を選択するか、私のケースを参考にしてみてください。

自分の不安に対して説明を丁寧にしてくれるか

検査によるリスクへの説明

初期の血液検査で、私は血液型がRHマイナスのため、Rh式血液型不適合妊娠の可能性がある、ということでした。これはママがRHマイナスだけれども赤ちゃんはRHプラスで血液型が異なり、ママの抗体が赤ちゃんの赤血球を攻撃してしまい、赤ちゃんが貧血になったり、むくんでしまうというもの。ただしこれは赤ちゃんの血液とママの血液が混ざってしまうと起こりえることなので、1回目の出産では問題はなく、2回目の出産時に問題が起こる可能性があるとのことでした。

それを防ぐため、血液製剤を打たなければいけないということを説明されました。血液製剤と聞くといろんな感染症の可能性があるのでは?という不安で、お医者さんに何度も話を聞き、助産師さんに皆さん同じ血液型の人は打っているか、感染した人はいるか、感染したら治療はどうなるのか・・・など質問しつくしました。

お医者さんはもちろんのこと、助産師さんも経験が浅い方に聞いたときはベテランの方を何人か連れてきてくれ、納得するまでお話ししてくれました。もちろん科学的に100%はないことなのですが、断言はできなくても、できる限りの経験談を話してくれて、うつ決断をできました。

また、私は一度出産の痛みを感じてみたくて自然分娩を希望していました。陣痛に耐えながら何度「なんであんな軽い気持ちで言ってたんだーーーー!!!」と後悔したことか。でも生んでみたらこのやり方でよかったと思える出産後ホルモンマジック☺

予定日一週間前の検診で既に3600gあると言われていて、「逆子ではないけど大きすぎてそもそも下から出て来れなかったら頑張ってももったいないからレントゲンしましょう」という事でレントゲンで骨盤の幅をチェックすることに。

健康診断で「妊娠している人はNG」などと毎回チェックが入っているくらいなのに大丈夫なのか?と不安の言葉を出す前に、担当のお医者さんが放射能の量や安全性、出産のリスクとのバランスなど、丁寧に説明してくださいました。付き添いのえぬちゃんも心配で質問の嵐でしたが、先生は私たちが納得するまで丁寧に答えてくれ、私はレントゲン室へいきました。

するとレントゲン技師の方が改めて丁寧に説明してくれ、本当に大丈夫か私の意志を確認していただき、レントゲン撮影をしました。

出産予定日を超えているこの頃は、出産がすぐそこまで迫っている緊張と不安を抱えているときなので、大学病院なのにとても親身に時間をかけて説明をしてくださって、何のストレスも不安もなく「はい、下から産めますよ!」という結果ももらえ、安心できました。

無事オーケーが出たので、あとは陣痛を待つのみ。予定日の2週間前くらいからすでに友人や親戚、家族に「うまれた?うまれた?」と連絡が来ていました。助産師さん曰く、出て来ない赤ちゃんはいないんだから焦る必要ない、とのことでしたが、焦る焦る。

医療介入のバランスのよさ

あっという間に予定日を1日過ぎた検診の日。

かの有名な激痛な内診をしてもらうも3センチしか子宮口は開いておらず、2週間過ぎて生まれてないと大きすぎるし胎内の環境心配だから、1週間過ぎても生まれてなかったら管理入院して促進剤入れましょうとのこと。

なんでも陣痛促進剤はお医者さんのいる日中しかできないし、効く人はすぐ効くけど効かない人は1週間かかる場合もあるので、それを見越して1週間経ったらスタートする、ということらしいです(私の病院の場合)。5日も促進剤打っても効かない、というのは、飲み薬や点滴など方法を変えて促進剤を摂取し、陣痛の痛みがあっても生まれるレベルの大波の陣痛が来ないということ。

「効かなかったらどうするんですか?陣痛促進剤入れたら絶対陣痛きてすぐ生まれるもんだと思っていました」と聞いたところ、「そうしたら体力も消耗しちゃいますし予定日を2週間も過ぎたら胎内環境も衰えていくので帝王切開になります」という答えでした。

出産フルコースですべての痛みを体験する可能性があることにとてつもない恐怖を覚えたのでした・・・

余談ですが、自然派か、最新医療を活用するかなど病院によって方針があります。人気のある病院で、全て自然派を目指してスパルタに本当のぎりぎりまで医療介入をしないところもありますね、2週間経っても自然に陣痛が来るのを待ち、会陰切開もよっぽどじゃないとしない(最悪破れます)という。親しい友人が予定日を1週間以上過ぎて陣痛48時間のうえ会陰切開を4時間せず、分娩が痛すぎたから2人目は考えられない・・・と話しているのを聞きました。もちろん痛みの感じ方も、赤ちゃんのサイズもすべて人それぞれなものの、その子の場合結局頭が大きくて出てこなくて会陰切開したというのを聞き、「陣痛の痛みに比べたら分娩なんて20分くらいだったし全然だったなぁ」と思っていた私は「結局切るなら4時間も粘らなくてもいいじゃない先生・・・」と震えたものです。

予約はとりやすいか、待ち時間は適切か、パートナー同伴はOKか

私は後述する大学病院で検診、出産をしました。大学病院は待ち時間がすごい、と聞いていたものの、予約ができない初回は1時間半ほど待ちましたが、その後は毎回の検診で次回の決まった曜日の朝いちばんの枠(8時半)を予約し、その枠で毎回1番最初に受付を済ませていたので、待ち時間5分程度で、仕事開始の9時半にはオフィスに着いていました。エヌちゃんは10時出勤のため、余裕で間に合うため、たまにおしゃれカフェで2人で朝ごはんを食べてから出勤していました。

たかが待ち時間、されど待ち時間です。

検診は平日しか行けないことも多く(つまり会社勤めのひとは時間休をとるか1日有給をとる)、つわりの身もしくは大きなおなかを抱え、長時間待つときのストレスは平常時とは比べ物になりません。

また、産科と婦人科が分かれていない病院については、他の治療で来ている女性もいるため、男性禁止の病院もあります。毎回の検診も一緒にいきたい、とパートナーが言っている場合は、その気持ちを削がれないように事前に病院に確認してくださいね。

  1. 予約制か
  2. 待ち時間は少ないか
  3. パートナーも来やすい日時に検診ができるか
  4. 男性は入れるか

上記のポイントは必ずチェックしましょう。

病院のケアは自分に合っているか

これはとても好みに個人差が出ると思いますし、医療はサービスではないことを前提としたとしても、病院は妊娠期というとても不安でセンシティブな時期を過ごし、出産という人生最大の痛みをお任せし、ママのスタートを切るというとても重要なパートナーでもあります。いろんな方の体験談や口コミサイトも参考にしつつ、いいなと思う場所を探しましょう。

私は西新宿にある東京医科大学病院で検診から出産までお世話になりました。その時のケアをご紹介します。

助産師さんの存在は大きい!

看護師さんは皆さん助産師の資格を持ち、外来と産科にいらっしゃいます。経過が順調な妊婦さんは助産師外来もあるため、30分じっくりお話を聞いてももらったり、気が済むまでエコーをみてもらったり、とても親身で気さくに、かつ皆さん知識を惜しみなく教えてくれる上に絶対にどんな時でも前向きに励ましてくれます。

特に息子を取り上げてくださった助産師さんは、わたしが痛みに耐えきれず何度もナースコールを押しても笑顔で励まし、さすってくれ、真剣に向き合ってくださいました。退院時には温かい励ましの言葉と、「心に残るお産でした」といってくださり、えぬちゃんと涙を流して感謝でいっぱいでした。

授乳は基本授乳室で!

東京医科大学病院では、授乳は自分の部屋ではなく授乳室でするというルールでした。経産婦さんは自分の部屋でもOKとのことでしたが、久しぶりの授乳でなかなか出ない、夜暗くておむつ替えもしづらい、など結局皆さん授乳室にきていました。

新生児室とつながっていて、生まれたばっかりの赤ちゃんは新生児室にいる助産師さんに声をかけ、連れてきてもらって授乳するというシステム。いつも助産師さんが1人以上いるので、おっぱいのあげ方がわからない、おむつの替え方がわからない、おっぱいが出てるかわからない、痛い、搾乳の仕方がわからない・・・なんでも教えてもらえました。

母乳外来はかなりお金がかかると聞いていた私は、この無料特訓期間に母乳を軌道に乗せ、ベストコンディションで退院することを目標に助産師さんにアドバイスを求め質問しつくしました。おかげで3日目には108グラムも母乳を飲み、順調なスタートを切りました。

また、授乳について聞けることのほかにも、夜眠いながら授乳におむつ替え、とタフな育児初週を、他のほぼ同じ誕生日の赤ちゃんを持つママさんたちと話しながら励ましあいながら過ごせるのはとてもいい経験でした。

特に夜の授乳、寝かしつけは孤独感が募るものですが、「みんなこんな風にがんばってるんだ!1人じゃないんだ!」と思えると、とても励まされますよ。

 

両親学級に産科の教授が登場!面白いし貴重な質問をできる機会!

たぶんどこの病院、区でもやっているであろう両親学級。私もどっちに行こうか悩みましたが、産科の教授トップがお話しするということで、大学病院ならではのチャンスだ!と病院の方に参加してきました。1回目の座学、最後の母乳教室は女性のみ、そのほかはパートナー参加OKでした。

教授の話はとても完結明快。「こういう場だと、何がだめで何がいいか、話したらきりがないしそこまで気にしなくてもいいこともあるから難しいけど、これだけ覚えてくれたらいいから!塩分は取りすぎたら絶対ダメ!」という話で、その後根拠やエピソード。妊婦が体重管理するには運動しようが体重は減らない、塩分を減らせばキープできる、とのこと。詳しくは東京医科大学病院の両親学級に参加したら聞けるかもしれません☺

また、なぜか麻婆豆腐が妊婦にとってとてもいい食べ物だという紹介がありました。白米と並ぶ勢いでの紹介。あまりのフューチャーされっぷりに疑いそうになるほど。こういう会は、ガンガン質問してプロの話を聞ける機会を最大限活用しましょうね♡私が参加した回は20人ほどいたのですが、質問の時間になると私か四川出身の中国のママしか質問していませんでした。もったいない!

パートナー参加の回では、おなかとおっぱいに妊婦疑似体験スーツをパートナーが着て寝っ転がったり階段を上ったりする体験や、沐浴トレーニング、妊婦へのマッサージ方法や呼吸法など盛りだくさんでした。

中でも衝撃だったのが、実際の出産を赤ちゃんが出てくる側から映したビデオ鑑賞でした。赤ちゃんの頭が出てくる瞬間、胎盤を井戸の桶を引き上げる如く取り出すシーンではびっくりして涙しました。実際の自分のそのシーンはもちろん見れないですし、とても貴重でした。

おまけ①食事

ご飯についてはとっても薄味で、まさに普通ーーーーーーーーー!と叫びたくなるご飯でした。

お祝い膳はこんな感じで(写真グダグダな上におなかが空きすぎて一部食べ始めておりますが)↓おいしかったです。が、杉山病院で出産した友人の毎日のフルコースを見たら切なくなりました・・・(本当にすごいですよ。)

おまけ②室温高め

エアコンの温度がとっても高い!暑い!友人がお土産に病院近くのフルーツ屋さんにはいったところ、「東京医科大学病院か、あそこ暑いからフルーツ腐らせないようにな!」と言われたそう。近所でも評判の暑さ。赤ちゃんがいるからしょうがないのでしょうが、パジャマは半袖短パンで十分だと思います。個人的に。普通より暑がりな私はずっとアイストンで体を冷やしてました。アイスノンは病院の出産セットに2つ含まれていて、ナースセンターで凍らせていただけます。

おまけ③出産セットの充実

上述の通り出産セットがもらえるのですが、乳首ケアクリーム、手足型とりなども入っていて、中でも授乳クッションはカバーが取り外せて肌触り抜群、洗濯OK、空気で膨らますタイプなので持ち運びに便利で最高でした。自分で準備した授乳クッションは一切使わなくなりました。

 

結果母子ともに健康であればオールオッケーですが、大切な期間であり、デリケートな時期です。できる範囲でチェックして、自分に合った病院を探してくださいね。